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エストニア国立歌劇場ラ・ドンナ・デル・ラーゴ

イベント情報

スコットランドの命運を賭けた、優美な湖の貴婦人と謎めいた高原民の間に芽生えた禁断の愛はどこへ向かうのか?

ジョアキーノ・ロッシーニのオペラのコンサート公演(2024年4月12日、エストニア国立歌劇場)
リブレットはサー・ウォルター・スコットの同名の叙事詩にちなんでアンドレア・レオーネ・トットラが作成
世界初演(1819年9月24日、ナポリのサン・カルロ劇場)

指揮者:アルヴォ・ヴォルマー:Arvo Volmer

ジョアキーノ・ロッシーニは39曲ものオペラを書いたが、今日一般に知られているのは「シヴリアの乳母」や「ラ・チェネレントラ」などの喜歌劇である。彼の数少ない、しかし特筆すべきシリアスな舞台作品は、あまり広く知られていない。しかし、ロッシーニは1819年の《湖の貴婦人》で流行の先端を切り開いた。スコットランドのロマン派詩人ウォルター・スコット卿の物語詩を題材にしたイタリア初のオペラである。スコットの作品は、ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」をはじめ、多くのイタリア・オペラの原作にもなっている。
ラ・ドンナ・デル・ラーゴ」は、16世紀のスコットランドのハイランド地方を舞台に、愛と忠誠と湖をテーマにしたオペラで、広大なアンサンブルときらびやかなオーケストレーションが特徴。この作品は、その声楽曲の並外れた豊かさで最初から際立っており、成層圏への小旅行が頻繁に見られる。ロドリーゴの偉大なソロ "Eccomi a voi … se a miei voti amor sorride"、マルコムのカバレッタ、そしてオペラを締めくくるエレナのまばゆいばかりのソロ "Tanti affetti "など、稀に見る美しさで、このオペラの永遠の名声を確立している。

あらすじ
スコットランドでは、ハイランド人が国王ジェームズ5世と戦っていた。ハイランドの族長ダグラスの娘エレナは、猟師ウベルトに扮して国王の情熱をかき立てる。しかし少女は若いハイランダー、マルコムを愛し、愛される。この恋は、ダグラスによって阻まれる。ダグラスは、スコットランドが全幅の信頼を寄せる最初のハイランダー、ロドリゴと娘を結婚させようとするのだ。王は敵を殺し、ダグラスとマルコムを赦し、後者には寛大にもエレナの手を差し伸べる。

エストニア国立歌劇場


1870年に設立されたエストニア国立歌劇場は、オペラ、オペレッタ、バレエ、ミュージカルなど幅広い演目を上演している。

オペラハウス自体は、1913年に「エストニア」歌劇協会の主導で建設された。当時、このアール・ヌーヴォー様式の建物はタリンで最大のものだった。第二次世界大戦中、劇場は破壊された。1950年代、ソビエトの統治下で修復されたこの劇場は、建築家たちによってオリジナルのファサードはそのままに、新古典主義とスターリニズムの要素が組み合わされた建物となっている。

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