トスカーナ管弦楽団 — 八島英里奈 & クリストフ・バラティ
イベント情報
八島恵里奈がトスカーナ管弦楽団を率い、クリストフ・バラーティ指揮によるブラームスのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの交響曲第2番を演奏する。日本人でありながらドイツのパスポートを持つ八島は、ドイツとウィーンで学んだ後、ベルリンのコミッシェ・オーパーで初の女性指揮者となった。リッカルド・ムーティ、エサ=ペッカ・サロネン、ズービン・メータら名だたる指揮者のアシスタントを務め、ORTのプログラムにおける彼女の存在は計り知れない。
ORTへの再登場となる今回は、19世紀ウィーンを代表する2つの作品、ブラームスのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの交響曲第2番を取り上げる。ブラームスのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの交響曲第2番である。協奏曲はヨーゼフ・ヨアヒムの影響を受けたブラームスの成熟した作風を示し、ベートーヴェンの交響曲は彼のキャリアの中で極めて重要な瞬間である。1703年製ストラディヴァリウスを使用したクリストフ・バラティの演奏は、これらの名曲にシームレスな生命を吹き込み、魅惑的で忘れがたい一夜を演出する。