メンデルスゾーン エリヤパリ合唱協会(指揮:ザカリー・ウレリー
イベント情報
パリのアメリケーヌ大聖堂で、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディの「エリヤ」の感動的な演奏を体験しよう。パリ合唱協会は、バッハの伝統的なクリスマス・オラトリオからメンデルスゾーンのロマンティックな作品まで、長年にわたって数々の名作オラトリオを披露してきた。これらの壮大な作品の中でも、「エリヤ」はこの作曲家による最も素晴らしい作品のひとつである。旧約聖書から引用された台本を持つメンデルスゾーンのオラトリオは、エリヤの姿に人間性をもたらし、預言者の信仰を具体的に洞察している。
「エリヤ」はしばしば、メンデルスゾーンが書く機会のなかったオペラと比較される。最小限のナレーション、類まれな合唱、登場人物たちの豊かな音楽的ドラマティックな対話が自慢で、道徳化よりも行動を重視している。
さらに、ナサニエル・デットの魅惑的なオラトリオ「戦車の祝祭」も上演する。アフリカ系アメリカ人の霊歌のみを題材にした初の交響曲とされるこの魅惑的な作品は、当初1919年に書かれ、演奏された。しかし、オーケストレーションは80年後に復元されるまでの数十年間失われており、マーティン・ルーサー・キング牧師の生誕70周年記念式典での演奏など、新たな解釈が可能になっている。オラトリオのテキストは、霊歌、アフリカ系アメリカ人の民謡、聖書の一節をフィーチャーしており、テノール独唱と合唱の両方によって美しく歌い上げられる。
パリの注目すべきアメリケーヌ大聖堂での「エリヤ」と「戦車ジュビリー」をフィーチャーしたこの魅惑的なコンサートで、かつてないクラシック音楽を目撃する機会をお見逃しなく。