ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、イヴァン・フィッシャー
イベント情報
ストラヴィンスキー、リゲティ、ベートーヴェンの名作に命を吹き込む。
イヴァン・フィッシャーはかつてイーゴリ・ストラヴィンスキーについて、「新しい音、リズム、ハーモニー、そして何よりも非常に知的でウィットに富んだユーモアあふれる新しい音楽スタイル」を見つけたと語っている。このプログラムのオープニングで彼が指揮する新古典主義のバレエ音楽「Jeu de cartes」もその一つである。ブラックユーモアと不条理に満ちたギョルジ・リゲティのオペラ「Le Grand Macabre」では、アンナ=レナ・エルベルトが「Mysteries of the Macabre」と題した「秘密政治警察」の責任者の3つのコロラトゥーラ・アリアを歌っている。
ベートーベンが交響曲第3番を誰に捧げようとしたのか、捧げたのかもしれないし、そのうちの何を持ち帰ったかも不明である。いずれにせよ、この作品は今日でも聴衆の心を捉えて離さない。イヴァン・フィッシャーがコンツェルトハウス管弦楽団と「エロイカ」を解釈すれば、誰もがポストモダンの日常生活のヒロインになった気分になれるだろう。